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Tシャツのライオン
お誕生日にイタマルは、お姉さんのダニエラからライオンのTシャツをもらい、イタマルは嬉しくておおはしゃぎ。
すると、突然Tシャツからライオンが逃げ出してしまいます。ダニエラとイタマルは、Tシャツに戻ってもらおうとライオンにお話をします。
すると、ライオンは「怖いライオンになりたい」という理由でTシャツから逃げ出してしまったようです。吼えているライオンの本を見せ、自分のなりたい姿になる方法をわかり、「怖いライオン」のマネをしたTシャツのライオンは、満足。
すると大人しく、Tシャツに戻っていきました。
この絵本は、同作者の「かようびはシャンプー」と登場人物が同じで兄妹のお話となっています。
「Tシャツのライオン」は「かようびはシャンプー」より、2歳くらい大きくなったのかなと思います。
このお話で、心温まるシーンがあります。誕生日にもらったTシャツのライオンが息が出来るようにということで、毛布から少しライオンのイラストのところを出してあげるというところです。
小さな頃は、何にでも命があるように感じるという心理も物語に組み込まれている気がしました。動物の描いたお洋服を持っている場合、お洋服を大切にするという点でも、ちょっとしたきっかけ作りになるかもしれませんね。また、Tシャツから出てきたライオンの姿は、大人には見えません。
小さな頃、子どもならではの不思議な体験の1つや2つはありますよね?そんな思い出を蘇らせるような、大人も読んでいてワクワクする絵本です。
ただし、なぜライオンがTシャツに戻っていったのかという点が少し難しいので、5歳くらいからの子どもにお勧めしたい絵本です。
絵のタッチも外国の絵本ならではというようなイラストです。全体的に落ち着いた色が使われているので、目もさほど疲れない本ですよ。
作者:ウーリーオルレブ、出版社:講談社、発行年月日:2001年、ページ数:29ページ。

