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かようびはシャンプー
3歳のイタマルは、歯磨きもできるし、パジャマも着られるし…だけどシャンプーだけは苦手です。毎週火曜にシャンプーをお母さんからしてもらうのですが、どうしても苦手。お姉さんのダニエラからは、丸坊主にしたら?と提案を受け、ドキドキしながら床屋さんへ行くのです。
しかし、バリカンが怖くなってしまいお家へ帰る羽目になりました。
その夜、お母さんから「泣かないでシャンプーできたらプレゼントをあげる」と言われたけれど、結局泣いてしまいます。最後には、プレゼントにクロスがかかっていて読者も何かわからず仕舞いな結末です。
「かようびはシャンプー」は、「Tシャツのライオン」同様、お姉さんのダニエラと弟のイタマルのお話です。
こちらは、「Tシャツのライオン」(イタマルは5歳くらいかと思います。)よりもイタマルが小さいときの3歳のお話です。
最後にイタマルが、お母さんから渡される予定のプレゼントが本の一番最後に書いてあります。
しかし、何かが入っていそうなゲージに、布が掛けてあり、中身は読者もわからないようになっています。ゲージのそばには、ニンジンが置いてあり、本の裏表紙にもウサギのイラストが書いてあります。
大人の読者の方は、「ウサギだろうな〜」とわかるかと思います。こんな面白い仕掛けがあるので、子どもと読むときには、「イタマルがもらったプレゼントは何なのだろうね〜」と、子どもと考えながら読むのもいいかもしれません。
ちなみに、ウサギは水が嫌いということをよく聞きますが、その関連でプレゼントがウサギだったのかなと読んだ後に思ってしまいました。
ただ、「○○ができるようになったら、○○をあげる」という教育方針は物で釣るという点で、どうなのかなと思いますが…。イタマルの言葉にも、妙に納得してしまうところがあります。「ぼくないてないて、うんとないて、なけなくなるまでなくんだ」という所です。苦手なことは、たくさん泣いて慣れることだというのも、克服の方法のひとつかもしれませんね。
子どもには、苦手なものが1つは必ずあるはずです。そんな中で、苦手なことに直面した際、「イタマルも絵本の中で頑張っているよ」と子どもの励みになるといいなと思った絵本です。
作者:ウーリーオルレブ、出版社:講談社、発行年月日:2000年、ページ数:29ページ。

